workとwalkの音の違いは？ なぜand はアンドと聞こえないか？
実際の映画を使って学習していきます。まずは音を聞いてみましょう。
(使っている映画は「マイ・インターン」です。）
その後、それらの台詞がどういう音に変化して、どう読んでいるのか解説があります。
また、その文章を自分でも使えるように、使える英語にしていくためのコツをシェアしていきたいと思っています！
BEN: Freud said, “Love and work. Work and love. That’s all there is.”
フロイトは言った、「愛と仕事。仕事と愛。それが全てだ。」
その愛と仕事どっちも失ったBENはどうやって生きていくのか？
そんな視点で「マイ・インターン」を観てみるのも面白いですよ。
contents
- what はどう発音する？
- workとwalkの違い
- 聞こえない and
- 全部つながる!? That’s all there is.
what はどう発音する？
workとwalkの発音練習をする前に、[w] の音を、まずは what の発音の練習をしましょう。
25年前、海外で what が通じませんでした。「わっと」と何度言ってもダメでした。
なぜか？ 最初の口の形が日本語と違うから。
英語は スペルw で始まる時は、「くちぶえの口」を作ります。
奥歯の空間を作ったまま、頬を寄せて。鏡で確かめてみて下さい。
口の中にちっちゃな穴がありますか？
そのちっちゃな穴を一瞬、キュッと締めて パッと開いて 「わっ」。
そう、隣に座ってる友達を驚かすように、「わっ」くちぶえの口を開放します。
最後に [t] をつけると what！
workとwalkの違い
work も what と同じように、まず「くちぶえの口」を作ります。
そこから「らっぱの口」を作るのと同時に舌をRの位置へ移動。
walk は「くちぶえの口（舌ダウン）」から「あくびの口」です。
舌は最初から最後までダウンポジションのまま。舌先が下の前歯のつけ根からはずれないことが大切です。
・作業日
a work day
・労働時間
working hours
・週休2日制
a five-day work week
・会議をしながらのランチ
a working lunch
・仕事中毒（患者）
a workaholic
＊work と alcoholic（アルコール中毒者）が組み合わさった単語。
聞こえない and
Ben の言った Love and work って、どう聞こえましたか？
「らぶん」って聞こえた瞬間、知らない単語になって 聞き取れなかった生徒さん多数。
and は文の中で下のように音が省略されます。
「らぶん」は、and が [n] の音だけになって Love とつながったことで聞こえてきた音なんです。
・カレーライス
curry and rice
＊注意！ curry rice ではなく、curry and rice と and が入ります。
ちなみにミルクティーは？ tea with milk です。
・ここだけの話
between you and me
・(お店で) これとこれ下さい。
I’ll take this and this.
全部つながる!? That’s all there is.
that’s の ザ
スペルはthなので、舌出して（最初は大げさに上の前歯舐めるように出してみて）、
そこから三角の口に。その時、舌はダウンに戻します。
that’s all の ツオー
オールって「ル」を入れないで ツオーってイメージで。
下の絵の矢印の方向のイメージです。
that’s all there is.
ツオーの後、舌はLの位置に移動せずに、次に来る音、thの位置へ。
そう、もう一度上の前歯を舐めるように。
there is もつながるよ。
・自己紹介し終わった後、もう言うこと無くなった時は、
That’s all. (これで全部です。)
・レストランで 「他に注文は？」って聞かれた時は、
That’s all for now. (とりあえず今は結構です。)
・堪忍袋の尾が切れた時は、
That’s all you have to say? (言いたいことはそれだけ？)
・「知っていることはすべて。」と言いたい時は、
That’s all I know. (それしか知らない。)
バイキングって英語で？ all- you can eat です。
セリフの発音練習！
「見える化」で構造を確認しよう
