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「和」とも調和する美しさ。「エルメス」初のホームフレグランス

「和」とも調和する美しさ。「エルメス」初のホームフレグランス

1837年、馬具製造職人であったThierry Hermès(ティエリー・エルメス)がパリに落ち着き、その孫のEmile Hermès(エミール・エルメス)が革製品を売り出したことから始まった「 エルメス」。

その後、鞄、ベルトのみならず、スカーフ、ジュエリー、香水と、エルメス文化を貫く製品を作り続けてきました。

最初の香水、Eau d'Hermès(オーデルメス)を世に出したのは1951年のこと。その後「Calèche(カレーシュ)」、「Bel ami(ベラミ)」、「24 Faubourg(ヴァンキャトル・フォーブール)」、「Terre d'Hermès(テールドゥエルメス)」、「Jour Absolu(ジュールアプソリュ)」など、レディーズ向け、メンズ向けのフレグランスを生み出してきました。

エルメス初のホームフレグランスが誕生

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その「エルメス」が、このたび、初めてインテリア用フレグランスを開発しました。種類は5つです。

それぞれ「DES PAS SUR LA NEIGE(雪の上の足跡)」、「TEMPS DE PLUIE(雨の時間)」、「FENÊTRE OUVERTE(開け放った窓)」、「CHAMP LIBRE(自由な野原)」、「À CHEVAL! (さあ乗馬を!)」と名づけられています。

手がけたのは、Céline Ellena(セリーヌ・エレナ)。2004年からエルメスの香水師を務めるJean-Claude Ellena(ジャンクロード・エレナ)の娘です。

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セリーヌにとってフレグランスは想像をかきたてるものだと言います。

室内用のフレグランスは、耳を澄ませて聞くものね。嗅覚でささやきを感じることで、想像の翼が開いて飛び立つことができると思うの

「 Trajectoire」より翻訳引用

確かに、上の名前を見ているだけで、何かしらインテリアのイメージが湧いてくるような気がします。

そして、これらのフレグランスに形を与えたのは、デザイナーのGuillaume Bardet(ギヨーム・バルデ)。

それぞれ、陶器の容器に入ったろうそくと、香りのついた置物が準備されています。ろうそくは3サイズ。置物は、石の形の陶器と、折り紙でできた馬の形のもの2種。いずれも白ですが、ろうそく入りの陶器は、内側だけパステルカラー仕立てで、香りによって色が異なります。

和の空間にも馴染む、控えめながらエレガントなデザイン

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控えめでエレガントな外観は、どんなインテリアの部屋に置いても似合いそうです。どのオブジェも平面が重なってできた立体を意識して作られた様相なので、和室にさえ違和感なく調和しそうに思えます。

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フランスでは2014年12月からすでに販売開始されています。価格は、ろうそくはサイズにより150から350ユーロで、現在フランスの「エルメス」のサイトで購入が可能です。折り紙の馬(4体で62ユーロ)と石の形の陶器(200ユーロ)は、エルメスの販売店で扱われています。

日本では2月1日(日)以降、一部商品、一部店舗で発売予定とのことです。

Hermès Paris, Le Parisien, Fragrantica, Les flacons de parfum.com, Trajectoire]

(冠ゆき)

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